前回の記事から、iPad Pro 12.9インチ（第5世代）を頑なに使い続けるようにしています。MacBook Pro 13インチ（M1）が手の届くところにあり、それを開きそうになるのをグッと堪えて、当面はiPad Proの良さを引き出して、使いこなしていくんだと歯を食いしばって使い続けています。

よくよく考えると、なぜそんな修行をしなければいけないかと思ってしまうのですが、せっかく手に入れたiPad Pro、現時点での最高スペックのiPad Pro、社内で買ったのに使ってないじゃないですかと冷たい目線を浴びる可能性があるiPad Pro、それらを乗り越えてでも使ってみたいと思っている最大の理由。

なんとかiPadとMacを融合して使ってみたい

ということに尽きます。前回も書いた通り、メディアブラウザーとしてのiPad Proは最高です（オーバースペックです）。そこにMacとして仕事をするのにも使えるようになれば、重たいMagic Keyboardを持ち歩く価値が出てくるではありませんか。メディアブラウザーとして使う時には外してしまえばある程度軽くなりますから、どちらの用途にも合わせて使い方を変えられるようになります。

しかし、まだまだ高いハードルがあります。前回も書いた通り、macOSでは普通にできていることが、iPadアプリだとできなくなってしまうことが多々あります。そして、まだアプリ側が対応していないのか、トラックパッドではクリックできないボタンもあったりして、結局画面をタッチすることをなくすことができていません。そうすると、キーボードとトラックパッドがあるにもかかわらず、画面もタッチしなければいけないので、かなり非効率的になってしまいます。macOSでは元々タッチできるという構造ではないので、すべてのアプリやOSの操作がマウスもしくはトラックパッドになっています。しかし、iPadOSではそこがまだどっちつかずの状態になってしまっているのです。

結果として、ちょこちょこと画面を触るようになってしまっていることから、どうしても指紋が目立つようになってきてしまいました。第4世代のiPad Proと比べると指紋のつきやすさは改善したものの、それでもどうしても指紋が目立ってしまいます。

そこで導入したのが、Simplismブランドから発売されている「iPad Pro 12.9インチ（第3世代&第4世代&第5世代） 高透明 極薄軽量 液晶保護強化ガラス」です。こちらはガラスに特殊な指紋防止コーティングを施しているため、指で触っていてもほとんど指紋がつくことがありません。もちろん指紋が付くことが0ではないのですが、コーティングのおかげで指紋が付いてしまったときにも軽く拭き取ることができます。

正直にいうと、ほんの少しだけApple Pencilのタッチ感が変わります。固いカチッとした感じになり、少し滑りやすくなっています。しかし、仕事として使う分にはまったく問題ありません。どうしても描き心地が重要だという方には「iPad Pro 12.9インチ（第3世代&第4世代&第5世代） 上質紙そのままの書き心地 液晶保護フィルム」の方をお薦めします。

こちらの製品はあえて摩擦を出すようにして、紙のような描き心地を実現した製品となります。実際に、イラストレーターの方に使っていただいたりして、好評を博している製品です。私にはちょっとオーバースペックなので、こちらの方がご希望の方は是非ともご検討ください。

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というわけで、ちょこっと手を出して、すぐに飽きているんじゃないかという社内外の目から逃れるために、まだちゃんと使っていますよ、ということを宣言しておく記事でした。実際、いくつか工夫によって解決できることも出てきたり、20年以上Macを使い続けてきて、ドラスティックに使い方を変えたところもあります。それについては、今後に別途記事化したいと思います。